note | noteをはじめたら新しい世界の扉が開けた。

  1. 『にいちゃん、note書いてみたら?』


弟が何気なく発した言葉を、2か月近く私は寝かせたと思う。
それは普通の”にいちゃん”が書いたところで誰が読むの?自信もなければ、何を書いて良いかもわからない、不安な想いから。

そんな自分を後押ししたのは、ぬま田海苔に来てくださるお客様でした。
『毎回いろいろと話聞くけど、人に説明しようとすると忘れてる(笑)。だからどこかに詳しい説明を書いてくれないかな?』

なるほど、これはまずい。
何せ店で話す私と母の薀蓄はSNSやWEBサイトで書ききれない量。
よし、店で話しまくる内容をここ(note)に書き残そう。

それが私が最初に開いたnoteの扉。
2019年、3月のこと。

note | かっぱ橋に突如現れた謎の海苔屋、その正体は… / 沼田晶一朗 / ぬま田海苔 合羽橋本店

 

【WEBメディアの扉】

最初の投稿後、すぐに開いたのはWEBメディア『和樂』さんの扉。
ライターの白方さんから即座に連絡が来ました。
日本の伝統を新しい視点や発信で表現する和樂さんから...ぬま田海苔としては非常にありがたいオファーでした。


白方さんの記事はとにかくわかりやすい!読みやすい!取材慣れしておらず、あちこちに散らかった私の話を上手にまとめてくださっています。


読んでいて、すーっと入ってくるとはまさにこのことですね。
素敵な2本の記事はこちら。

web | ビックリ!同じ海苔でもこんなに味が違うなんて。ぬま田海苔で7種類を食べ比べ

樂web | アパレルブランドから海苔屋さんへ!浅草・ぬま田海苔の4代目にお話を聞いてみた

同じくWEBメディア繋がりではCOREZO! ASAKUSAさん。
やはり私のnoteをみて、興味を持ってくださったとのことでした。

ライター中村さんに書いていただいたのはこちらの記事。
下町育ちの中村さんだから書ける、人情味のある素晴らしい記事。

note | アパレルから海苔屋へ。4代目当主が目指すのは、感動を生み出せる海苔屋【ぬま田海苔 合羽橋本店】/ COREZO!ASAKUSA

前職の仲間からも『当時の情景が見える』『ぬまっちらしく今も頑張っているね』と好評でした。

地元のメディアに紹介していただいたせいか、この記事をみてすぐに海苔を買いに来てくださった方も。地元の応援は本当に心強いですね。

また、WEBにお問い合わせいただいたご縁で、haconiwaさんにもご紹介いただきました。デザインやアートなどに対して感度の高いキュレーターさんに見つけていただき、パッケージにもこだわっているぬま田海苔としてはとても光栄ですね。

haconiwa-mag | 初摘みの美味しい海苔だけを。創業82年の「ぬま田海苔店」が手がけるシングルオリジンの最高級海苔

 

【料理家さんの扉】

私が2本目に書いたのはこちら。

note | 自分好みの海苔の選び方 〜海苔のシングルオリジンとは?〜 / 沼田晶一朗 / ぬま田海苔 合羽橋本店

海苔の等級について深掘りしたこの記事をみて、お店に来てくださったのはnoteでもおなじみ料理家の樋口さん

『究極のおにぎりに合う海苔はどれですか?』とそれぞれの海苔を食べくらべ。
産地での違いは知っていたものの、漁場や等級によっての違いにはびっくりされたそうです。

最終的にお買い上げいただいたのは初摘みの旨味がぎっちりと詰まった《芦刈壱重1》
樋口さんの記事でもご紹介いただいています!前半のおにぎりはもちろん、後半の海苔とのフードペアリングパートもおすすめ。樋口さんの物理学者の様な分析が凄い。

 note | おにぎりにあう海苔とは? / 樋口直哉(TravelingFoodLab.)

これを機に、多くの方々がぬま田海苔へ足を運んでくださるようになりました。

樋口さんのファンの方、料理に関係する方、農家の方まで、本当に様々。
思い返せば樋口さんの目に止まったのもnote運営やユーザーの皆さまが注目してくれたから。
noteって凄いな...
この頃ようやくそのポテンシャルを知る。

スープ作家の有賀さんも、cakes内でぬま田海苔を使ってこんな記事を書いてくださっています。有賀さんの記事は読んでいるだけでも心が温まってきますね。

cakes |  ふんわりたまごに、パリパリのりがどっさり! たまごスープの新定番【近隣店舗の扉 / 有賀薫】

立て続けに開いた扉。でもこれは本当に自分が開いた扉?
むしろ向こう側から開けてくれた扉では...

オファーを待つばかりではなく、自分から飛び込んで行こう。
うん、そのためには取材だ!
そして書き上げたのは合羽橋、浅草の気になるお店を巡った記事。

note | 合羽橋、浅草をめぐる旅へ 〜ストーリーのあるお店8選〜この取材を通じて、多くの新しい扉...むしろ道路が開通されたような感覚。 / 沼田晶一朗 / ぬま田海苔 合羽橋本店

今や月1で飲みあう、刺激や学びをくれる仲間もここから。
近隣のあちらこちらに仲間がいる、と勝手に思っています。(笑)

【Radioの扉】

そしてまさに最近開いたのは『J-WAVE』さんの扉!!

TRUME TIME AND TIDE | SATURDAY 21:00 - 21:54 / J-WAVE

9月21日 (土) 21:00~ 市川紗耶さんナビゲート『TRUME TIME AND TIDE』に出演させていただくことになりました。きっかけはフジTV『なりゆき街道旅』『note』だそうです。

J-WAVEのディレクターさんがTV放送で『面白い海苔屋があるな』と気になり、私のnoteで詳細を確認してくれたことがオファーに繋がりました。


各業界の革新的な取り組みをしている方を紹介したい、そのコンセプトに海苔のシングルオリジン提案や、海外客への初摘み海苔とチーズ&バターのペアリング提案などがうまくマッチしたようです。

憧れのRadio boothにいる自分、目の前には市川紗耶さん。
市川さんが海苔を食べくらべしてくれている!!
こんな夢みたいなことってあるんですね。

 

【ここから。】

noteを書いてからのこの半年。
あまりに素晴らしすぎて、出来過ぎだと思ってしまう。
正直な気持ちを言うと、Radio boothに座るなんてまだまだ早いだろうと。
不釣り合いな自分に対してもっとやらねばとの危機感。

だから収録で選曲した曲も、真実にしては良すぎる!まだまだ成長しないといけないぞ!と日々モチベーションアップに繋げている曲です。

大切なのはここから。
一体いくつの新しい扉を開けるか?
自分たちが成し遂げたい目標のためには、まだまだ扉を開けないといけない。
海苔というツールを使って、日本の伝統食の素晴らしさを日本、世界に発信していくという目標に向かって。
美味しい海苔たちが、世界中の食卓に幸せを運んでくれるように。

noteを書いてよかった。
普通の”にいちゃん”である自分に、新たな繋がりや成長をくれたnoteに心から感謝したいです。

さあ、ここから。
という訳で42歳からツイッターもはじめてみました。

沼田晶一朗 | twitter

 どうぞこれからもゆるりとお付き合いください。


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