note | 世界中の食卓に並ぶ日を夢みて~"自然食材"のみを組み合わせた《初摘み海苔のうまみフレーク》~

 皆さん、こんにちは。ぬま田海苔4代目当主、沼田 晶一朗です。

今日はまず、これらの料理にご注目ください。

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どれも、おいしそうですよね?
見ての通り、ご飯にサラダ、パスタ、豆腐、トースト。
私たちにとってはあたり前の日常食ですが、全てに同じものがトッピングされていたのは気づきましたか?

塗してあったのは《初摘み海苔のうまみフレーク》
料理家の蓮池陽子さんと、ぬま田海苔が一緒に開発した新しい"料理のお供"です。
今まで、このような料理全てに付け足せる、"無添加"というよりは"自然食材"のみのトッピングはありそうで、ありませんでした。

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本日はこの《初摘み海苔のうまみフレーク》について、私たちの想いをお伝えしていきます。ご興味ある方はゆるりとお付き合いください。

【なぜこれを作ったのか?】

『ぬま田海苔が作る"ふりかけ"が食べてみたい。』

一部のお客様へアンケートを取ってみたところ、そんな意見が多くありました。

"ふりかけ"は日本の美味しさと技術が詰まった、最高のご飯のお供。
明太子にカツオ、のりたま、それぞれ小さな時から食べている好みの味がきっとある、まさに日本が誇る伝統調味料です。

『なるほど、お客様の為に実現しよう。』
でも、そこで疑問が湧いてきました。

ぬま田海苔が作るものが、本当に"ふりかけ"で良いのか?

前述の通り、"ふりかけ"="ご飯のお供"そんなイメージが強くあります。
"ふりかけ"を作ることが海苔、日本食の可能性を広げることに繋がるのか?
それならご飯だけではなく、様々な料理で活躍できる新たな海苔のトッピングを考えるべきではないか?

私たちの想いはこうでした。

海苔のおいしさをより身近なものとして体験し、日々の食卓をより豊かで新鮮なものにしてほしい。

常に手料理、とはいかない今の時代。
取り寄せや進化した冷凍食品が増えた食卓に、豊かさを足せるような最高のトッピングを届けたい。

調味料を使い、わかりやすく強い味もいいけど...日本には世界に誇る"うまみ食材”がある。

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ぬま田海苔の"有明海産初摘み海苔"と、その源である九州の大自然が育んだ"うまみ食材"だけを使って実現しよう。

こうして《初摘み海苔のうまみフレーク》プロジェクトが始まりました。
いつの日か、日本だけではなく世界中の食卓に並ぶ日を夢みて。

【具材解説】

ここからは気になる具材の解説です。

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ぬま田海苔の代名詞「初摘み海苔」は、口に含んだ瞬間に有明海の豊かな景色が広がる上質な海苔です。最大の特徴は「旨味」と「風味」。そんな、本物の海苔の美味しさを身近に感じてもらおうと、フードデザイナーの蓮池陽子さんと考案したのが『初摘み海苔のうまみフレーク』です。洗練されたプロの味覚と感性で、初摘み海苔と同じ九州産の食材をブレンドしました。料理の仕上げにふわりとのせるだけの手軽さは、あまり海苔を食べないという方にもおすすめ。結晶のような粗塩が入っていますが、「旨味」と「風味」を引き立たせるために塩味は控えめです。初摘み海苔と脂ののった花かつおの風味、そして、干しえのきの食感と旨味が混じり合うナチュラルな味わいのトッピングです

使っている食材はたったの4つ。
ただ、乾物を混ぜ合わせただけじゃない?と思う方もいるかもしれません。
今回、試しに組み合わせた食材は50種類以上。
パターンも色々と組み合わせた中で、見つけた4種の厳選食材です。

《鰹節》
鹿児島県、枕崎産の本枯節花がつおを使用。

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貴重な近海1本釣りの新鮮な鰹に、カビ付けを3回以上と手間ひまかけて熟成させています。ふわっとした香りは鼻からうまみを感じさせ、脂の乗ったうまみやコクが、イノシン酸やアミノ酸ををより感じさせてくれます。

《干しえのき》
宮崎県、小林産干しえのきを使用。

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名水 100 選にえらばれた"宮崎県小林市"の自然水を使い栽培。きのこを育てるために、まずは「おがくず」からと、時間をかけて、じっくり熟成させています。干しえのきにすることでうまみが増し、食感がまた良いアクセントに。

《あらじお》
長崎県産、新上五島町産のあらじおを使用。

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五島列島の栄養豊かな海水から採れた「一番塩」。最初にできた塩の結晶のみを使用した、希少品です。独特の深みのある味わいと、しっかりとした歯ごたえがまた、力強さを与えてくれます。

《初摘み海苔》
有明海産、佐賀、福岡から使用。

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ぬま田海苔ならではの有明海産、初摘み海苔。カット海苔を作る際に出る、もみ海苔をふんだんに入れています。少し粗いカットがまた海苔の強いうまみと香りを引き出してくれます。

内容量は9gと、おいしいまま食べきれるちょうど良い量に。
他のパッケージを並べるとこのようになります。

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【蓮池陽子さん】

『ぬま田海苔のおむすび手帖』でもおなじみ、蓮池さんのご紹介。自ら山や海へ繰り出してしまうほど、食材への想い溢れる、本当に素敵な料理家さんです。山菜が大好きな蓮池さんだからこそ、今回干しえのきの提案だったのかもしれません。さすがです。

蓮池さん

蓮池 陽子(料理家、フードデザイナー)
https://www.atelierstory.jp/
東京・雑司が谷出身。ビストロ勤務の後、料理教室で講師を務める。アウトドアで山菜や貝などの山や海の恵みを採取する中で、美味しい物の背景には“美しい自然”や“沢山の物語”があることに開眼。現在は”食の物語を紡ぐしごと”をコンセプトにケータリング、料理教室、フードコーディネート、メニュー開発、執筆などを行う。

【お好みの料理にかけて】

色々とヒアリングした中では、おすすめの食べ方は人それぞれ。
何も気にせず、皆さんも大好きな料理に一振りして、召し上がってみてください。
こんな風に卵焼きにしてもおいしいですよ!

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お吸い物にもおすすめ。
梅干しと合わせて、お湯を注ぐだけ。それで完成です。

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早速こんな投稿してくださったお客様 ( @mahaloharuka 様 )も。
皆さんの食卓に並んでくれたら、もうそれだけで嬉しいです。

 

最後に、良ければ冒頭の料理写真に戻って、眺めてみてくださいね!

何に一振りしようかな〜?なんて考えながら、息抜きしましょう。

そして、《初摘み海苔のうまみフレーク》は新味もまた開発予定ですので、お楽しみに。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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