note | 最高に美味しい"海苔手巻きせんべい”を求めて。~せんべいと海苔の老舗コラボレーション~


 

『ぬま田海苔をいつも自分で煎餅に巻いて食べているのよ。贅沢だけど、それが大好き。』

ある時、常連さんがこんな事を言っていました。
なるほど、おにぎりだって直前巻きがパリッと美味しいんだから、お煎餅もそうだよな...。

今、私たちが知っている《海苔巻きせんべい》はすでに海苔が巻かれた状態で店頭に並んでいます。
なぜなら、巻いてある方が手軽で食べやすいから。

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でも本来《海苔巻きせんべい》は"自分の手で巻いて食べる"ものでした。

便利さに反して、海苔本来の香りや旨味、パリッとした歯切れは巻いて加工することで、どうしても弱くなる。
海苔を貼り付かせるために水飴をつけたり、海苔を湿らせたり、様々な努力がなされていますが、それも少し味を変化させる一因かもしれません。
海苔屋の息子である私も、巻いてある海苔せんべいはあまり得意ではありませんでした。 

『ぬま田海苔で手巻きせんべいにして食べたらどうなるんだろう?』

 素朴な疑問が生まれ、さっそく挑戦してみる。

市販のおせんべいで試したみたら『確かに美味しい!』。
お客様の言う通り、直前に巻いた方が断然に海苔の風味を感じる。
けど、何かが噛み合っていない...味付けが濃すぎる?油が強いのか?
有明海産、初摘み海苔の旨味や香りを活かしながら、美味しく食べられるおせんべいとは一体...? 

『ぬま田海苔に合う、最高に美味しい"手巻き海苔せんべい"を探しに行こう。』

 また新たな冒険が始まりました!

 

【お米の味がするおせんべい】

辿り着いたのは、東京下町の情緒が漂う葛飾青砥。
賑わう駅前から、ゆるく畝った歩道を5分。
白璧の中に1件のお煎餅屋さんが佇んでいました。
1950年創業の《富士見堂》、東京下町で育まれ、愛されてきたお煎餅屋さんです。

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一人、そしてまた一人。

私が外観を眺める間にも、3組のお客様が順に店内へ。
インバウンドや観光客が見込めない今、地元との信頼関係が改めて試されている、と言えます。
商店のあるべき姿を当たり前のように示してくれたこの光景は、本来の来店目的とは違った感動を与えてくれました。

私が今回、富士見堂さんを目指した理由。
それはお米の味を何より大切にしているお煎餅屋さんだったからです。

厳選したお米を、玄米から仕入れて精米し、そこから生地を作る。
それは『次の世代の子供たちへお米の文化を伝えたい』という想いから。

美味しいごはんの味がする、というおせんべいに私自身が魅了されてしまいました。
お米と海苔の相性の良さは皆さんご存知の通り、ではぬま田海苔と組み合わせたら、どんな海苔手巻き煎餅ができるのか?
期待に胸を膨らませ、押しかけて行ったのです。

実際に富士見堂さんのおせんべいに自分で海苔を巻いて食べてみた時の感想は...ただただ『うまい!』。
何でしょう?お米の味もそうですが、とにかく素材の味が活きている。
海苔もおせんべいも、どちらも美味しさを感じることができる。

『これだ!』そして同時に『この美味しさを1人でも多くの方に知って欲しい!』とコラボへの決意が固まりました。

 

【富士見堂さんについて】

ここからは富士見堂さんの美味しさの秘密に迫ります。

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東京都内に5店舗を構える富士見堂さん、本店は工房も併設したこちらの青砥店。

店内へ入ると、様々な種類のお煎餅がディスプレイや棚に並びお出迎えしてくれます。

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人気はこの一口サイズの丸型お煎餅。
女性でも食べやすいサイズで、好みに合わせて様々な種類が作られています。個人的には《しらすレモン》や《かつお七味》などがおすすめ。

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和紙を使った、彩り豊かな詰め合わせセットも魅力的でした。誰かにプレゼントしたくなりますね。

店舗の裏側はそのまま工房に。
今回、特別に中も取材させていただきました。
まさに揚げ煎餅を作っている最中!

まずは熱々に熱した釜へお煎餅の生地を投入し、揚げていきます。

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フライヤーで揚げてしまうお煎餅屋さんも多い中、富士見堂では職人さんが丁寧に釜の中で揚げていくので、ムラなく均一に火が通ります。

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ほんのりと色が変わってきていますね。ムラが出ないように、網でこまめにかき混ぜていきます。
高温で油も跳ねる中、職人さんが丁寧に丁寧にこの作業を繰り返します。

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あっという間に美味しそうな黄金色に。

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出来上がったら、油を飛ばす作業へ。
専用のカゴに入れ、油を切る、この一手間があるからさっぱりと素材を感じる味わいになります。

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続いて味付けへ。ムラが出ないように、ドラムの中で回転させながら満遍なく味付けしていきます。
こちらも手作業だったんですね。

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最後に乾かしていきます。
ここから、さらに寝かせる作業に入るとのこと。

パッと揚げて、パッと食べられる訳ではないと、改めて感じました。
これだけ丁寧に手作業で作られたら美味しいはずです。

そんな《富士見堂》さんと《ぬま田海苔》で、このたび限定コラボ商品を販売することとなりました!
実現できて、本当に嬉しいセットはこちらです。

 

【極上青混ぜの海苔手巻きせんべい3種セット】

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【詰め合わせ内容】
《極上青混ぜの海苔手巻きせんべい3種セット》
-お煎餅/黒米揚げ(個包装3袋)
-お煎餅/素焼き塩(個包装3袋)*ぬま田海苔オリジナル
-お煎餅/海老揚げおかき(4本1袋×2)
-海苔/網田混1(8切カット8枚入)
*この詰め合わせ限定品

ぬま田海苔の中でもお煎餅に一番推しているのは網田混1

熊本、緑川の河口に広がる網田(おうだ)漁場で収穫され、青海苔の混ざった「青混ぜ」という種類で、中でもブレンド%が高い希少な「混」等級の海苔です。
青海苔特有の爽やかな風味、そして甘みのある旨味が絶妙なバランスとなっています。
本来は全型のみの販売でしたが、この詰め合わせ限定で8切カットタイプをご用意いたしました。

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その《網田混1》と最も相性が良く、美味しかったタイプの違うお煎餅を3種類を厳選。富士見堂のお煎餅がどれも美味しかったのですが、この3種類には迷いがありませんでした。

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《黒米揚げ》
特徴は黒米(くろまい)が醸し出す香り!噛めば噛むほどに香ばしくなり、お米の旨味が広がります。そして見た目と相反して柔らかく口どけする。
そこに青混ぜ海苔の爽やかな香りと甘みが加わると...ぜひお試しあれ。

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《素焼き塩》
こちらはぬま海苔の詰め合わせ限定販売のお煎餅です!
素焼き?味薄くない?思う方もいると思いますが、お煎餅ってこんなにお米の味がするんだとびっくりする美味しさ。格別に甘い旨味の青混ぜ海苔とで甘くなりすぎないよう、離島産の天然塩を一振り、これがまたそれぞれの甘みを引き立ててくれます。

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《海老揚げおかき》
貴重な駿河湾産の桜えびをふんだんに使用した海老揚げ、海老の香りと旨味の深みがもの凄いです。
正直、そのままでも十分美味しいのですが、青混ぜ海苔を巻いた時の衝撃といったら。
海苔は8切を更に細かく4等分にして巻いて召し上がってみてください!
海老の香りと青海苔の香りがまた最高の組み合わせとなり、手が止まらなくなります(笑)。

こちらの商品はぬま田海苔のオンラインショップからお買い求め頂けます。

 

【海苔手巻きせんべいの魅力とは?】

生産性や手軽さを求められる現代において、"海苔をわざわざ自分で巻く"ということは選択肢にもないことかもしれません。
でも今回このコラボを実現させた理由は、先祖代々伝わる"この最高に美味しい食べ方"を現代に生きる皆さんに再提案したかったから。

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本当に美味しいものを求めるのならば、その美味しさに繋がる"一手間"が存在するのです。

それを"一手間"と考えるか?"幸福への時間"と考えるか?
ぜひ、食べてから判断してみてください。

富士見堂、代表の佐々木 健雄さんにも少しお話をお伺いしました。
ぬま田海苔のような海苔屋とコラボしていただけた理由は?

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『今回のコラボのお話をいただいた時、とても面白いなと思いました。
海苔を自分で巻いて食べる文化を発信する、お煎餅屋からみても勉強になる取り組みでした。
煎餅3種類のチョイスも興味深くて、素材それぞれの良さや美味しさを感じられる"なるほどな"という組み合わせですね。
黒米の香り、揚げ煎餅の柔らかさ、素焼きの米の味、駿河湾の海老の旨味、
これが日本が誇る伝統の味です。
1人でも多くの方に日本の農家さんが作った、お米の味がする美味しいお煎餅と、ぬま田海苔の組み合わせを楽しんで欲しいです。』

元々、富士見堂さんは卸しかしておらず、作った煎餅を菓子問屋に納めるだけで良かった。なので以前はあまりお客様の顔は見えていなかったそうです。
そこから自分たちでも販売をはじめ、それこそ家族総動員で催事へ参加されていました。
1つ1つの催事で地道に繋がりを広げていき、お煎餅もベースは変えずにお客様に合わせて進化させながら、今のような地元に愛されるお煎餅屋さんへとなっていったのです。
ぬま田海苔にとっても、勇気をもらえる本当に素敵なお話でした。

少し話はそれますが、海苔が巻いてあるせんべいが好きな方もご安心を。
富士見堂さんには有明海産の秋芽一番、初摘み海苔を使った美味しい《海苔巻きせんべい》がありましたよ。
ご興味ある方は富士見堂さんのWEBサイトよりご覧ください。

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【noteフードフェス参加】

今回のこの詰め合わせはnoteフードフェス参加商品となります!
皆さんも様々なクリエイターの美味しそうなフードと一緒に、楽しんでみてはいかがでしょうか?
私もこの期間、楽しみたいと思います!


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